«今日の妄想»

ちょう健全な五年の青春。

山ごもり的な長期実習に行く五年。
帰って来る頃には、めっさ女に飢えてる五年。
そんなとき、たまたま女装実習中の四年とすれ違って、思わずガチ品定めする五年。

「え、ちょ、三木子かわいい。今なんか普通にかわいかった。おれ三木子と付き合いたい」
「えーでも三木子、足首太い……」
「すれ違い様でそこまで見てるお前がキモい」
「もうちょっと化粧が薄ければ、滝子最強」
「あと喋りさえしなければな」
「滝子、良い声してるもんねえ」
「顔なら喜八子だろ」
「確かにあの口元はぐっとくる」
「タカ子さんは？」
「んー、肩幅と所作が……」
「そう？　おれ全然いける」

（どれが誰の科白かはご想像にお任せします）

そんな感じで盛り上がるもやがて我に返り「くのいち相手ならともかく、男相手に何やってるんだおれたちは」と、底の見えない絶望に落ちてゆく五年。
よしそれじゃあ健康的に、町にナンパでもしに行こう、と町に繰り出すが実習明けで目の下に隈出来てるしやつれてるしで、全然モテない五年。
しかし三郎は食満とか仙蔵とか、男前の顔を借りてハンティングしてたので良い感じにモテる。
が、偶然通りかかった本人にバレてめっさ怒られる。
ついでに、

「……ああ、ぼくの顔はナンパに向かないとかそういう……いや知ってたけど……」
「えっ、ちょ……違……っ！　雷蔵……！！」

という風に、雷蔵との間にもちょっと溝が出来ちゃう三郎。

そんな五年の青春！


……というのを妄想して、今日一日乗り切りました。
はー楽しかった！
五年には、色んな意味で男子校ライフをエンジョイして欲しいと思うわけです。ええ。


拍手いつもありがとうございます！！
春コミ＋東京旅行楽しみすぎて大変。
同僚には「ディズニー行って来ます！」と言ってあります。嘘はついてない。ディズニーも行く。
「それ以外はどこ行くの？」
と聞かれ、「……色々です！」と言葉を濁すきりんこであった。